スイスにインプラントの工場見学に行った時に思ったのですが インプラントのシステムが完成するまでは想像以上の研究が行われています。
その一つが強度のテストです。
インプラントには毎日50キロ以上の力が何百回かかってもいいように 時間をかけて研究がおこなわれています。
もともとチタンという金属は柔らかいのでインプラントは純チタンで作ることはできません。 そこで合金にして強度を高くしています。
しかし、チタンの含有量が減るとチタンと骨の結合が弱くなってしまいます。 その兼ね合いが難しいのです。
最近は強度を優先したグレード4の合金が多くなっています。 これは数多くの研究開発によるものです。
写真はトーメンメディカルのインプラントの力学的な研究の資料です。 斜めからの力を数百万回もかけて問題が出ないかを実験しています。
|
|